WHITE'S BOOTS
南北戦争以前の1850年ごろ。バージニアで林業に従事する労働者(主にロガーズ=木こり)たちにブーツを製作し始めたのがホワイツ社のルーツです。1894年にワシントン州に拠点を移し、カスタムオーダーを中心としたブーツ作りがスタート。厳選した最高級のレザーを使い、専門の職人が一足一足、丁寧に仕上げるハンドメイドのブーツ作りは、1960年代以降、多くのブーツメーカーがマス・プロダクツ化に向けて機械生産を導入するようになってからも、変わらず続けられています。特にカスタムオーダーは、採寸だけで10項目に及び、工場にある実に1万1000個もの木型から、顧客に合わせたベストな1型をチョイスします。素材、デザインのオーダーも実に多彩で、まさに“一生付き合える一足”をオーダーいただけます。現在はワシントン州のスポケーンに巨大工場を構え、全米のラインマンやファイヤーマンなど、タフな環境で活躍する労働者たちの足下をサポートしています。多様なオーダーに応える柔軟なメーカーながら、その仕事ぶりは実に緻密です。そしてホワイツ・ブーツの最大の特徴は、水の浸透や型くずれを防ぐために、9ストランドの太いアイリッシュ・リネンの糸を使い、アッパーとインソールを手縫いで縫い合わせるステッチダウン製法です。
~ PACKER ~
過酷な労働で威力を発揮するPacker。
古くはカウボーイ達がパックライドの際にパッカーで身を守っていた。
ホワイツブーツの中で最古の歴史を持つこのパッカーは大きく"Work Packer"・"Dress Packer"と分けられ、さまざまなカスタムによって自分だけの1足を作り上げることが出来ます。